野沢2発1アシスト!…鹿島首位キープ (スポーツ報知)( - 2010/8/1 8:09)
◆J1第16節 鹿島3─0神戸(31日・カシマ) 鹿島がMF野沢拓也(28)の2得点1アシストなどの活躍で3―0で神戸を下し、首位をキープした。前半8分、ヘディングシュートで先制点を挙げると、同32分には左足で追加点。後半29分にはFWマルキーニョス(34)の3試合連続ゴールとなるダメ押し点をアシストした。浦和は前半40分に1人退場者を出した大宮を攻めきれず、「埼玉ダービー」を0―1で敗れた。
技術が凝縮されていた。1―0で迎えた前半32分、左CK。MF小笠原からの速いグラウンダーを、ゴール前、左45度の位置から左足でダイレクトシュートを放った。ボールはバーに当たった後、ゴール内で弾んだ。「いいパスだった。決まってホッとしている」。難しいボール、利き足ではない左足。それでも「あれは決めないと…」と、涼しい表情を浮かべた。
けがの功名とも言える足を持つ。中学3年時、ケーラー病を負った。両足甲の骨が変形、神経を圧迫し、疲労が蓄積すると痛みが出る病気だ。成長期に半年サッカーを離れるなど、一昨年までは悩まされた。だが、関純チームドクターは「本人の努力もあるけど、あの足の形があるから正確なキックができる」と説明。骨の変形で甲が扁平(へんぺい)状態になっているため、チームメートから「変態」と例えられる、誰にもまねできないトラップ、正確なキックの一助になっているという。
前半8分には、MFフェリペ・ガブリエルからのクロスをヘディングで先制点。後半29分には、はかったようなスルーパスでFWマルキーニョスの3点目をアシストした。「ホームだったんで勝ち点3が絶対に必要だった。うちらは勝ち続けるしかないんでね」。2得点1アシストの活躍で、首位を堅守。大粒の汗をしたたらせながら、勝利の余韻に浸った。
昨季までは、11、12月に自身通算得点の約4割を挙げていることから「ミスタークライマックス」と呼ばれた。だが、今季は早くも7得点を挙げ、チーム最多得点を記録。7アシストと合わせ、チーム30得点の半数近くに絡んでいる。「今年は(ミスター)サマータイムだからね」。野沢が正確な両足で、史上初の4連覇へと導く。
◆ケーラー病 繰り返し圧迫力がかかることにより、足の甲の内側にある舟状骨(しゅうじょうこつ)への血行が一時的に障害が発生する骨端症(こつたんしょう)。1908年、ドイツ人のケーラーが報告した。たいがい4〜8歳前後の男児に多く発生。片方の足の発生が多いが、時期をずらして発生することもある。
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