土俵際の“関塚J”プレーオフなら地獄ロード!(夕刊フジ)(7日 - 16時56分)
ヨルダンの『悲劇』の傷口は、ことのほか大きかった。ロンドン五輪アジア最終予選のシリア戦に1-2で敗れたサッカーU-23(23歳以下)日本代表が6日、傷心の帰国をした。
天王山に敗れ自力突破が消滅。中でも憔悴(しょうすい)ぶりが激しいのは、凡ミスでゴールを許したGK権田修一(22)=FC東京=だ。関塚隆監督(51)は「自分だけで背負わないように『次に向けて頑張ろう』という話をしました」と明かした。
だが、情けをかけている場合ではない。日本サッカー協会も事実上の非常事態を宣言。温厚で知られる小倉純二会長(73)は「こういう事態を招いてしまったわれわれが悪い」と表情を固くした。
というのも、アジア最終予選のバーレーン戦(ホーム)は3月14日。1位のシリアもホームでマレーシア戦に臨むが、日本とは6時間の時差があり数時間遅れでのキックオフになりそうなのだ。国際サッカー連盟(FIFA)でも開始時間の統一を提案しているが、そうなると日本は平日(水曜)の午後1時キックオフにならざるを得ない。
小倉会長は「(開始時間を)合わせようと思っても、現実的に昼間キックオフができるか、ということになるとね…。テレビ放映の契約を結んでしまっているし」と表情を曇らせる。
複数の協会関係者は「ミスで負けたのだから仕方がない。プレーオフも真剣に考えないと…」と話すが、プレーオフはかなりハードである。C組2位になった場合、各組2位(3チーム)がセントラル方式の総当たり戦を行う。しかも、開催地は暑いベトナムの予定だ。突破すれば大陸間プレーオフで、アフリカ予選4位のセネガルと対戦する。
日本サッカー界は、久しぶりに土俵際に追い込まれた。まずは、関塚ジャパンが、22日のマレーシア戦に大量得点で圧勝する“特効薬”がなにより必要なのだが…。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
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